セットリスト
( 18:43 )
オープニングSE 交響曲第9番ホ短調作品95「新世界より」第4楽章
- スケ番ロック ( 新曲 )
- 皆殺しのララバイ
MC
- 鬱病の道化師
- 大地に死す
- 赤猫
- 鬼火
- 灯蛾
- 黒髪
- 凶子の夢は夜開く 〜 ギターソロ
- 平成デモクラシー ( 新曲 )
- 口裂け女伝説 ( 新曲 )
MC
- 恋の炎
- 愛の亡霊 〜 ベースソロ+ドラムソロ 〜 愛の亡霊
- 太陽を待ってる ( 新曲 )
- この世の終わり
- 逆流
- ガム
- 退化
- 需要供給の法則
- ロックンロール・ファイヤー
MC
- 地獄の子守唄
- アンコール 1 -
- 都合のいい女
- 花嫁
- アンコール 2 -
- 赤い蛇
- 白痴
- アンコール 3 -
- サーカスの人魚 ( 新曲 )
( 21:06 )
エンディングSE 陽炎
犬神サーカス団 巡業2005
「スケ番ロック・パーティー」
3/26 東京 表参道・FAB ( ワンマン )
4/05 島根 松江・Groove Machine
4/06 山口 周南・Tiki-TA
4/09 福岡 Drum SON
4/10 長崎 Drun Be-7
4/11 熊本 Drum Be-9
4/12 鹿児島 SRホール
4/14 大分 T.O.P.S.
4/16 香川 高松・DIME
4/17 徳島 ジッターバグ
4/19 愛媛 松山・サロンキティ
4/20 高知 キャラバンサライ
4/22 広島 ナミキジャンクション
4/24 岡山 ペパーランド
4/25 鳥取 米子・ベリエ
4/28 三重 四日市・CLUB CHAOS
4/29 愛知 名古屋・E.L.L.
5/01 静岡 浜松・FORCE
5/06 千葉 LOOK
5/07 東京 表参道・FAB ( 参道の通り魔 )
5/09 京都 KYOTO MUSE
5/10 和歌山 GATE
5/11 大阪 OSAKA MUSE
5/14 兵庫 神戸・STAR CLUB
5/16 石川 金沢・AZ
5/17 福井 CHOP
5/19 富山 高岡・もみの木ハウス
5/20 長野 松本・ALECX
5/23 山梨 甲府・KAZOO HALL
5/29 神奈川 横浜・7th AVENUE
5/30 埼玉 さいたま新都心・VOGUE
6/01 群馬 高崎・club FLEEZ
6/02 新潟 JUNKBOX mini
6/05 旭川 HI-JACK ON
6/07 帯広 REST
6/09 札幌 ベッシーホール
6/10 函館 FRIDAY NIGHT CLUB
6/12 青森 弘前・亀HOUSE
6/13 岩手 盛岡・CLUB CHANGE
6/15 埼玉 熊谷・VOGUE
6/20 宮城 仙台・MACANA
6/21 福島 Out Line
6/23 栃木 宇都宮・VOGUE
6/25 茨城 水戸・LIGHT HOUSE
7/02 愛知 名古屋・ell.FITS ALL ( ワンマン )
7/05 東京 Shibuya O-WEST ( ワンマン )
7/07 大阪 OSAKA MUSE ( ワンマン )
スケ番ロック / 犬神サーカス団
メジャーデビュー後、初のオリジナル・フルアルバム。製作上の都合から予定より1ヶ月遅れて、2005年4月にリリース。( zetima )
<収録曲>
1. あいつ
2. スケ番ロック
3. 堕ちた英雄
4. 口裂け女伝説
5. 太陽は待っている
6. サーカスの人魚
7. 14
8. 平成デモクラシー
9. 都合のいい女〜Album Mix ver.〜
10. 最新型アンドロイド
11. 殺したい女
12. 欲望の牙〜吸血少女・魔子〜
13. 箱舟
「スケ番ロック」 詳細と試聴
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翌日には桜が咲こうかというのに、寒の戻りで肌寒い表参道。最新アルバム「スケ番ロック」が製作上の都合で発売延期になったが、ツアーは予定通り幕開けた。
ツアー初日、ワンマンのFABには、凶子さんのコスプレやセーラー服に白塗りの犬っ子の姿もちらほら目立つ。また、いつもより男性が多い。

メンバーが定位置につくと、バイクのSEが流れ、オープニングは「スケ番ロック」。ラジオ( NACK5「ドッグドッグこんばんは!」3/31で終了 )で何度か流れていたので、フロアに戸惑いはないようだ。情次さんは白いギターを弾いている。
続いて「皆殺しのララバイ」へ。なんか意外な選曲。( でも、僕的には去年からずっと行かなかったライヴでこの曲を演っていたのが口惜しかったので、嬉しい。 )
明さんは後半でツーバスを使用。他の曲でも使っていたかもしれないが、僕が確認できたのはこの曲だけだった。この新しいドラムセットになってから、姿が見えづらい( ドラムセットが大きいので、その中に埋もれている感じ )。
ジンさんは、もうこのあたりからハジけていたような…。
凶子さんの着物は黒地に薄桃色の大きな牡丹?っぽい花と銀色の枝、赤や橙の小花が散っている柄、帯は赤い兵児帯。とても素敵だ。全体的にレイヤーの入った髪型で、衣装は着物だが「和」の感じはなくモダンな感じになっている。
楽器隊は全員、髪を立てておらず( 情次さんはもともとそんなに立てていないが )、「見た目の迫力なしに音( と、パフォーマンス )だけで勝負!」という意味があるのかないのか。
「鬱病の道化師」で、いつものようにスティック回しを繰り返す明さんは、白いロゴの入った黒い半指グローブ( 僕、これ好きだ )をはめている。かっこいい。でも、ハードなロックテイストではなく、スポーツ用っぽい感じに見える。ペンダントのない首元が少し寂しい。
「大地に死す」では、凶子さんが歌い出しの音を取れず、しばらくの間、音程が微妙にずれている。この曲、苦手なのかな( 音程を外すことが多い )。
ここまでくると、さすがにライヴの流れが見えてくる。多分、新曲披露というよりは、今まで通りの感じなんだろう…と( その予想は、この後、覆る )。
「女心を歌ったこの曲を…。」という前置きから始まった「赤猫」は、わりとライヴ定番っぽい感じのある曲。でも、こういう前置きは初めて聞いた。「女心」と言うよりは、「女の恨み」そのもの。( ちなみに作詞したのは明さん。電車の中で書いたそうだ。 )
曲が終わって、他のメンバーが次の曲への用意が出来ないうちから明さんはドラムを叩き始める。スネアからフロアタム( 左から右へ )に流れるような感じでフレーズをゆっくりと叩き続ける。何度も何度も繰り返し、「鬼火」へ。もともと「静」と「激」のメリハリが強い曲だが、ライヴではメンバーのパフォーマンスと照明( サビ前は紫の照明がサビでは黄色に変わる。大サビでは黄色と赤が混じっていた )が相まって、ものすごいコントラスト( 1曲なのに2曲演った、みたいな )を演出している。一瞬、クラッシュシンバルを叩いて押さえ、1拍分の間を置く珍しいパターンが印象的だ。
間髪入れずに、情次さんの「うあぁぁぁ」という絶叫から「灯蛾」へ。歌もほとんど残虐的な語り( というか絶叫に近い )の曲なので、フロアの空気が緊迫する。
このブロックの締めは「黒髪」。ここまでアルバム『地獄の子守唄』から3曲続き、多分、かなり昔のライヴに近い雰囲気になっているんだろう。
その後、さらに「5年ぶりに演ります…。『凶子の夢は夜開く』」という言葉に、フロアから歓声が上がる。オリジナルは藤圭子( 宇多田ヒカルの母親 )の「圭子の夢は夜開く」。このオリジナルも暗い歌だけれど、「凶子の〜」は、首吊り前?の女の恨み言という感じの内容で、「夢は死後開く」という犬神らしい歌詞になっていた。真っ赤な照明が暗いステージを照らし、「女の情念」を描き出す。
歌い終えた凶子さんが袖に引っ込むと、ギターソロが始まる。
凶子さんが再登場して、情次さん作曲の新曲2曲( 「平成デモクラシー」、「口裂け女伝説」 )を披露。「( レコーディングの時は )キーが高くて歌えないって言ってた人が、今日はちゃんと歌えたじゃん。」という裏話も。
去年のツアーの時と同じMC「春は恋の季節。いくつになっても恋をしていたいわね…。」から「恋の炎」へ。
「愛の亡霊」の「( ♪ )百年ぶりに熱い接吻( くちづけ )を」の後、凶子さんと情次さんが袖に引っ込み、ベース+ドラムソロ。より一層ハジけてベースを弾くジンさん。明さんが頭上でスティックを交差させながら「タンタン」と手拍子のように2拍分叩くパフォーマンスが新鮮だ。
「この世の終わり」で犬神の真骨頂の一つである「情念系」のナンバーが終わり、「逆流」からは雰囲気をがらりと変えて「ロックンロール・ファイヤー」まで、もう一つの真骨頂的ナンバーが続く。( 「真骨頂」が二つもあるのか、とつっこまないように。 )
今回のツアーへの意気込みをメンバー全員が語った後、明さんが凶子さんに「ツアーの最後にはギターが弾けるようになっているよね。」と半ば強引に話を持って行く。凶子さんは観念したように公約。ツアーファイナルあたりで披露することになるらしい。
凶子さんはこの日、情次さんのニューギターで少しだけ華麗な(笑)テクニックを披露。情次さんは「それ、新しいんだから、返してよ。」と言い、返されたギターをチューニングする。情次さんが凶子さんをいじめるような二人のやり取りは、いつも面白い。
本編ラストは「地獄の子守唄」。
犬神にしては、長い間に感じた( それでも5、6分なのかな )待ち時間の後、アンコール1回目、最初に登場したのは明さん。マイクスタンドを持ち上げて、「あ、矢沢永吉になっていた(笑)。」とフロアを笑わせる。この日は、トークの時にも「( 発売前の )新しいアルバムの曲と古い曲ばかりで、最近好きになった人には分かんないよね。ま、それもありか…ありだけに、ありがとう。」というダジャレを言ったりして、ライヴの空気を和ませていた( 本人に和ませようとする意図があったかどうかは不明 )。
ジンさん、情次さん、凶子さん、の順にステージの登場。なんと、凶子さんは長襦袢姿。ただ、柄のせいか、エロティックな感じはない。ジンさんはツアーグッズのTシャツを着ている。前回、サイズについてクレームが多かったので、今回はXSを作ったそうだ。( サイン会に持って行くと、明さんが「のんつって!」と書いてくれるとのこと・笑。 )
いつもは「犬神天国」からなだれ込む「赤い蛇」が、CDと同じように「い、痛い! 布団の中に何かいるわ…赤い蛇」という台詞から始まる。とても新鮮な感じだ。フロアの状態はいつもと変わらずテンションが高い。
「白痴」では、フロアを煽るジンさん目がけ、人がステージ前へと押し寄せる。
オーラスは、ラジオでも流れたし、アルバムの最後の曲だし、絶対「箱舟」だと思っていたが、予想に反して「サーカスの人魚」だった。短調のバラードで、曲は「カナリヤ」系、そして歌詞は、あの丸尾末広氏のアニメ「少女椿」を彷彿させる。( 曲の )悲壮感にフロアは波打ったように静かになり、凶子さんの歌声に神経を集中させているような感じだ。犬神らしい独特な空気が会場全体を包み込む。
「短調、暗い世界観の歌詞、曲から滲み出る絶望感、美しい歌声」…激しいロックンロールと対極の曲、しかしながら犬神の持つもう一つの世界が集約されたような曲。僕はこのタイプの曲も大好きだ。
メンバー退場後のフロアに流れるのは「陽炎」。凶子さんの綺麗な歌声が響く新鮮な感じのエンディングになっていた。

アルバムをひっさげて始まる筈だったツアーの初日。発売延期を( 怪我の功名的に )いい方へ逆転させた感じを受けた。「スケ番ロック・パーティー」というよりは、犬神の神髄を随所に散りばめ、なおかつ新鮮な、「犬神のロックを見せて( 聴かせて )やるぜ」的なライヴだった、とでも言えばいいのか。
2005.03.28〜04.03
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犬神サーカス団の音源をチェック!
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