セットリスト
- どろどろ
- 人工妊娠中絶
MC
- 恋の炎
- 苦界浄土
- 基準停止装置
- 黒髪
- 怪談!首つりの森
MC( ジンさん )
- ウロコの女
- 犬神天国 〜 赤い蛇
- 最後のアイドル
出演
1. ドコでもDOORS
2. 犬神サーカス団
3. AUTO-MOD
4. 時の黒猫
5. セッション( 敬称略 )
Vo. GENET( AUTO-MOD )
Vo. 幽鬼?( ドコでもDOORS )
Vo. you-ko( 時の黒猫 )
G. AKI ※( ドコでもDOORS )
B. 渡辺貢 ※( PERSONZ )
Dr. Hagi( 時の黒猫 )
Sax. 長嶌BEM ※( PAK )
※は、元AUTO-MODのメンバー。
蛇神姫 / 犬神サーカス団
<収録曲>
1. 蛇神姫
2. 逆流
3. 苦界浄土
4. 裏路地哀歌
5. 鬼畜
6. 血みどろ菩薩
7. 寂滅
8. でもワザとじゃない
9. ガム
10. 背徳の扉
11. 父親憎悪
12.カナリヤ
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19年前の衝撃以来、僕に影響を与え続けたバンド( AUTO-MOD )と、現在、最愛のバンド( 犬神サーカス団 )が共演するイベント。GENET( ジュネ )が今も現役で歌っていることも、ある意味すごいが、AUTO-MODに出逢わなければ、僕は「レクイエム」という曲を書くこともなく、犬神の楽曲に惹かれる下地が作られることもなく。犬神に出逢っていなければ、このイベントを観ることはなく。
僕の中で、2つのバンドがメビウスの輪のように繋がった不思議で貴重な一夜。

吉祥寺駅近くの繁華街にあるビルの地下1階。キャパ200程の小さなハコ。薄暗い照明、ステージ中央からフロアに突き出した花道の終わりの床には赤地に黒い六芒星( ダビデの星 )が描かれ、ステージと最前の間には格子に組まれた木枠。普段、犬神のライヴでは見かけないファッションの客層。黒魔術の降霊会でも始まりそうな雰囲気が漂っている。
リハが押したため開場時間が20分ほどずれ込み、ライヴは巻き気味の様子。
司会者( 2名。そのうち1人はボンデージ系ファッションで、テンションが妙・笑 )がフロアとやりとりをして、「切腹?それって曲のタイトル?」「DVD。」「次は、『切腹』ってDVDをリリースした犬神サーカス団です。」と紹介され、犬神は19時過ぎの2番目。
緞帳代わりの幕をスタッフが手動で開け、オープニングSE( ツアー時使用曲 )が流れる中、情次さん、明さん( 学ラン未着用 )、ジンさんの順で登場。3人ともお揃いのシルバーのペンダントをしている。半裸の明さんの首元が特に新鮮な感じだ。フロアから「ジンさん、( 髪型が )かっこいい〜。」と声が掛かると、ピースサインで愛想良く応えるジンさん。楽器隊が定位置についてから、凶子さんが登場。「どろどろ」で幕開け。
「人工妊娠中絶」ではジンさんがベースヘッドを突き出して早くもフロアを煽る。
「こんばんは、犬神サーカス団です。今夜も楽しんでいってちょうだいなっと。」という挨拶の後、「恋の炎」へ…という予定だったらしいが、どうも情次さんがきっかけを忘れたようで( その場で観ていた時は、情次さんが明さんの方を見て話していたので、明さんが原因なのかと思った )、苦笑しながら2、3言話し、凶子さんの挨拶からやり直し。
今年3月にアルバム『蛇神姫』を入手してから、改めてライヴで聴きたいと思っていた「苦界浄土」。リムショットの乾いた高い音とレゲエ調のギターカッティングと静かなベースライン、「死」や「苦」という暗い世界観の歌詞が、独特な雰囲気を作る。
セットリスト的に意外だったのは「基準停止装置」( 少し省略されていたような )と「黒髪」。

「苦界浄土」ではリムショット、「黒髪」では右足でバスドラペダル、左足でハイハットペダルを交互に踏んでいる。音だけでは分からない部分も視覚的に認識できるのが、ライヴの醍醐味の1つ。全体的にやっぱり明さんのドラムはかっこいいなぁ…としみじみ思う。ツアーでさんざん観たにも関わらず。
ハイハットの代わりに小さなタンバリンのようなパーツを使用していた「ドコでもDOORS」、いつもライドシンバルの位置が異様に低い明さん、右のクラッシュシンバルが高い位置から不自然に傾いている「時の黒猫」のHagiさん。この日は4バンド全て観たが、同じドラムセットを使用していても、それぞれセッティングが違っていて面白い。

スローテンポで重めの曲が続いた後、「怪談!首つりの森」へ。ジンさんがマイクスタンドからピックを引き抜きイントロを奏でる。ジンさんのピックは投げるためだけに存在しているわけではないらしい(笑)。
「こんにちは、犬神ジンです。」、「ウロコの女」の前フリで、「吉祥寺と言えば、楳図かずおさんですが…タイトルに蛇が付いているものが多いんですよ。」と著書のタイトルを挙げていく。同じタイトルを繰り返すと、フロアから指摘の声が上がる。「いや、きのう一生懸命考えたんだから。」と説得するような言い回しがおかしい。
凶子「目から鱗よねぇ。」、楽器隊「鱗?」、凶子「だって、あたいはウロコの女。」という恒例のMCから「ウロコの女」へ。フロア( 犬っ子 )のテンションが上がる。明さんは、後半のサビでクラッシュシンバルを叩いて押さえながら、スティック回しを繰り返す。
前に押し寄せる犬っ子のテンションを、さらに上げるように「犬神天国」から「赤い蛇」へ。凶子さんと情次さんは、花道へ出てくる。ジンさんは前半よりもハードパフォーマンス。ベースをフロアに突き出すと、フロアから無数の手が伸びる。さらにステージサイドのギリギリまでやってきてフロアを煽る。ステージを動き回るジンさんを見て、明さんが笑っている。
「最後のアイドル」の時に、凶子さんが裸足になっているのに気づいた。ポンポンを持って一心不乱に踊る凶子さん、「( ♪ )I.N.U.G.A.M.I.」を叫ぶ明さん、メンバー紹介後、イントロに戻るアレンジ…が、すっかり定着したかのようだ。

内容は良かったと思うけれど、すぅ〜っと終わってしまった感じで。でも、物足りないってわけでもなく、充分楽しかった。コンパクトに「犬神サーカス団」がまとまっていた、という感じかな。
2004.07.17〜21
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