セットリスト
( 19:00 )
- 虫ケラの欲望
- 花嫁
MC
- 赤猫
- 黄泉の国
- 洗脳
MC
- 恋の炎
- くだらない話
- 血みどろ菩薩 〜 でもワザとじゃない
- 三つの扉( フルバージョン )
MC
- 堕落と絶望の少女
- 大地に死す
MC( ジンさん )
- ウロコの女
- 退化
- 犬神天国 〜 ロックンロール・ファイヤー
- 赤い蛇
- 最後のアイドル
- 最初の扉( パラパラバージョン )
( 20:35 )
- アンコール 1 -
- 命みぢかし恋せよ人類!
- 地獄の子守唄
- アンコール 2 -
- 鎮魂歌〜レクイエム〜
( 21:00 )
廃墟の街( ピアノバージョン )
最初の扉 / 犬神サーカス団
<収録曲>
1. 最初の扉
2. 恋の炎
3. 退化
4. 三つの扉
地獄の子守唄 / 犬神サーカス団
<収録曲>
1. 見世物小屋口上
2. あんたは豚だ
3. 廃墟の街
4. 常世の蟲
5. 青蛾の群
6. 基準停止装置
7. 夜が終わっちまう前に…
8. 黒髪
9. 白痴
10. 基準停止線の綱目
11. 鬼火
12. 灯蛾
13. 路上
14. 地獄の子守唄
グレイテスト・ヒッツ / 犬神サーカス団
<収録曲>
1. 花嫁
2. 赤猫
3. 洗脳 Single Ver.
4. 鎮魂歌〜レクイエム〜
5. でもワザとじゃない
6. 人工妊娠中絶
7. 命みぢかし恋せよ人類!
8. くだらない話
9. 最後のアイドル
10. 血みどろ菩薩
11. 赤い蛇
12. カナリヤ
13. 大地に死す
14. ロックンロール・ファイヤー
15. 最初の扉
16. 虫ケラの欲望( 新曲 )
17. ウロコの女( 新曲 )
18. 堕落と絶望の少女( 新曲 )
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梅雨時だというのに天気に恵まれて、18:30を回ってもまだ明るいell前の歩道には、数十人の犬っ子たち。
急遽決めた名古屋。初ell.FITS ALL。暗めの照明と所々に置かれた低いテーブル、二段構造のフロア…、大人っぽい雰囲気のハコ。キャパ250にしては空間が広い感じがする。プレイガイド発券で3桁台の整理番号だったけれど、相変わらず僕のいつもの場所は空いている。

18:50過ぎにスタッフが機材のチェックを始め、開演時間ちょうどくらいに楽器隊が登場する。初日と同じ流れで「虫ケラの欲望」へ。ふんわりと逆毛を立てた明さん、演奏の合間に前方に突き出した右スティックの先が小刻みに震えている。緊張しているのかな。肩の調子、あまり良くないのかな。あるいは筋肉痛とか。
「みんな、元気だった〜!? 今夜は10周年のパーティーだ!派手に行こうぜ〜!」、凶子さんの威勢のいい掛け声の後、明さんがカウントを出し「花嫁」へ。フロアのテンションはそれほど上がらない。
名古屋の人はおとなしいのかなと思ったが、みんなが一緒に歌った「赤猫」では、曲が終わるまでずっと手拍子が響いていたり、メンバーが何かする度に拍手や大きな歓声が上がったり、メンバーの名前を呼ぶ人が多かったり。首都圏とは少し違った反応が面白い。
「洗脳」のイントロでフロント3人がジャンプをするが、凶子さんはそれほど飛んでいない。ツアーも半ば。疲れが溜まってきているのか、いつもそうなのか。今日みたいに足下まで見えることは今までなかったから。
物販に売られている「切腹」をネタに「たとえそれが企画モノだったとしても?」というジンさんの台詞に、フロアは大爆笑。
「もうじき夏が来るわね。夏は開放的な気分になるわね。」というMCから「夏のお嬢さん」( 榊原郁恵 )を歌い、「恋の炎」へ。2コーラス目に入ると、凶子さんは情次さんを相手に、男を手玉に取る悪女のような表情と仕草で歌う。
ステージの背面に無数のライトが設置されているが、全体的に照明効果は今ひとつな感じがする。
「三つの扉」は、フルバージョン。ステージ前に出てきた明さんの背中と脇腹( コルセットとの境目部分 )が赤くなっている。汗で相当ダメージを受けているのかも。少し痛々しい。
歌が終わっても、そのまま演奏が続き「思えばこの10年、悪ノリばかりしてきたわねぇ。」と、この10年を振り返るMC。「でもね。」、凶子さんは後ろを向いて演奏を止めるように合図をする。
「あたしの好きな音、あたしの好きな歌、あたしの好きな兄さんたち、あたしの好きな犬っ子たち。こんなにたくさんの犬っ子たちが応援してくれるから10年間続けてこれたのよ。あたしの好きな犬神サーカス団、みんながいる限り続けていくわ。」
フロアからは暖かい拍手が起こる。凶子さんの言葉にギターのアルペジオがかぶるように始まり「堕落と絶望の少女」へ。少し声が出しづらそうな感じがするが、声を絞り出すように歌う様は、娼婦となった少女の苦悩を演出しているようにも受け取れる。
「三つの扉」のラスト部分や、「大地に死す」の「( ♪ )首を狩れ」後のドラムのリズムがCDと違う。乱れ打ちっぽい。こういう感じのフレーズを聴くとライヴ( 生 )っぽさを一段と強く感じる。
「どうも、こんにちは〜。犬神ジンです。」と始まったジンさんのトークコーナー。梅雨の話をしようとしていたらしいが、雨も降らず暑い日が続いているので、ビールの話と瓶の王冠の話に。僕の後ろから「きのう、テレビでやってた(笑)。」という声が聞こえる。「ものは3つで支えると安定性があるんですよ、マイクスタンドもそうなんですよ。」というところで、情次さんは凶子さんの真っ白なマイクスタンドの足をフロアに見せる。
ジンさんが話している間、ほとんど照明が当たらない暗がりの中で明さんがジンさんの背中をじっと見つめている。( 今日はライヴ後半、演奏中に下を向くと前髪が顔にかかり、表情が見えにくい。 )
「ウロコの女」からはテンポの速い曲続きで、ステージとフロアのテンションが上がる。「退化」では凶子さんがヘドバンをしている。
「最後のアイドル」のギターソロ部分、毎回ヤケ気味な表情で目を閉じて踊る凶子さん( >"< )←こんな感じ( 分かるかな )が、かわいい。メンバー紹介の後、再びイントロに戻り曲を締めるアレンジ。
「最初の扉( パラパラバージョン )」が始まるとすごい歓声が沸く。いつもは一点を見つめて踊る明さんは前を見たりジンさんを見たり、視点が定まらない。別に泣くところじゃないのに、そんな明さんを見ていたら泣きそうになる自分がいて、おかしい。
アンコールに登場した凶子さんの「アンコール、どうもありがとう〜。」という言葉にフロアから歓声が上がる。
普通に「ジンさ〜ん」と呼ばれたジンさんは、凶子さんのイラスト入りの青いTシャツで登場。ペットボトルをフロアに投げるが、高く上がりすぎたペットボトルは天井にぶつかり最前列に落ちる。最前列からペットボトルを受け取り、「もう1回呼んでください。」と最初からやり直し。2度目は慎重に軽く投げていた。
珍しく「明兄さ〜ん」と呼ばれて、腕を上げながら登場した明さんは、「ちょっと恥ずかしいんだよね。アッキーじゃなくて、ワッキーになっちゃうからね。」とダジャレを言う。ドラムの前に座り取り出した黒いスティックは、最近、時々アンコールの時に使っている( 「関東近郊篇」では熊谷VOGUEとO-West )。今の衣装と黒いドラムセットによく合っていて、かっこいい( 「かっこいい」というか統一感があるというか )。
「女将さ〜ん」と呼ばれて登場した情次さんに、「腰回して!腰回して!」と言いながら凶子さんは楽しそうにはしゃぐ。
「楽しいわね。楽しまなくちゃね。だって、だって…。」と「人生は一度きり」の台詞が思い出せず、言葉に詰まる凶子さん。情次さんが「なんか思いついたんじゃないの?」、明さんが「いや、なんか忘れたんじゃないのか?(笑)」とフォローする。フロアからの「人生は…」という声で、やっと台詞を思い出したらしく話が進む。
オーラスの「鎮魂歌〜レクイエム〜」で、フロアとの合唱になる部分( 一時演奏が止んで合唱のみになる部分 )のクラッシュシンバルを押さえながら叩く箇所でスティック回し。最後は左右のクラッシュシンバルを叩き続けるパワフルなパフォーマンスで、重いバラードを派手に盛り上げ、ライヴ終了。すぐに「廃墟の街」のピアノバージョンが流れ始める。
最後にメンバーが手をつないで挨拶をする時に、明さんは立ち位置を間違え、ジンさんに「ほら、こっちこっち」というふうに指摘されていた。

終演後、物販のところに集まる人々の対応に孤軍奮闘しているバディさんが印象的だった。
2004.06.18〜07.02
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犬神サーカス団の音源をチェック!
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