| ROCK!!! 〜犬神サーカス団〜 > LIVE REPORT > 2003.11.24 |
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犬神サーカス団 ( いぬがみさーかすだん ) 1994年、結成。バンド名は、寺山修司監督映画「田園に死す」のサーカス一座から。 白塗りと着物、学ラン、黒髪という出で立ちで、「人の心の闇」、「死」、「女の絶望的な情念」、「狂気の愛」を美しい旋律とレベルの高い独特なリズムに乗せ、また「自虐」、「残虐」を独特の語りと叫びで表現する。ライヴでトランスできる激しい曲と、切々と歌い上げる静かな曲が混在する。寺山修司や丸尾末広などのアングラ、サブカル系要素を多く含んでいる。 人それぞれ音の好みはあるにせよ、「猟奇」「白塗り」「オカルト」「コミックバンド(?)」等の括りで、うわべだけ見ていたのでは絶対に良さが分からない、音楽性・エンターテイメント性の高いロックバンド( という、僕の見解を鵜呑みにしないで、機会があればご自分の目と耳でぜひ )。 ライヴは「興行」、メンバーは「団員」。ちなみにファンは「犬っ子」と呼ばれる。ファンクラブは「狂犬倶楽部」、オフィシャルサイトは「公式家頁」。 EARTHSHAKERのVo.マーシーこと西田昌史氏が創設した「WIDE TREAD」に所属していたが、その後「ジィール・ハーツ」へ移籍。2006年には独立し「オフィス・キンメダイ」を設立。 主な作品は、アルバム「御霊前」( 入手困難 )、「地獄の子守唄」、「蛇神姫」( 入手困難 )、「暗黒残酷劇場」、「赤猫」( ミニ・アルバム )、「怪談 首つりの森」、「神の犬」、「スケ番ロック」、「形而上のエロス」、「呪恋」。マキシ・シングル「人工妊娠中絶」、「最後のアイドル」、「待ちわびた日」。DVD「黄泉の国」、「洗脳」、「鎮魂歌〜レクイエム〜」。 2003年10月29日、マキシ・シングル「命みぢかし恋せよ人類!」でzetimaよりメジャーデビュー。2004年4月−2ndマキシ「最初の扉」、5月−ベストアルバム「グレイテスト・ヒッツ」、6月−ビデオクリップ集「切腹」をリリース。 「犬神サーカス団」の他に、アコースティック・ユニット「赤猫」( 凶子+情次2号 )でもライヴを行う。 2008年からは白塗りを落とし「Angelique」( アンジェリック )としても活動している。 団員 4人すべて高知の犬神家の子供たち( 明治生まれ )という設定。100年間、土の中に埋められていた。 唄・犬神 凶子( いぬがみ きょうこ ) 末娘。崇める対象。明治10年生まれ。 六弦・犬神 情次2号( いぬがみ じょうじにごう ) 本家筋の次男。明治7年生まれ。 四弦・犬神 ジン( いぬがみ じん ) 次兄。本家筋の長男。明治5年生まれ。他の団員より一足遅く結成3年後に甦る。 毒鼓・犬神 明( いぬがみ あきら ) 長兄( 腹違い・女中ヨネの子 )。明治3年生まれ。ただ一人だけ角が生えている。 以上が設定上のプロフィール。 メンバー Vo.犬神 凶子 1976年7月12日生まれ。O型。埼玉県春日部市出身。 高校時代より犬神サーカス団のボーカルを務める。 ライヴでは艶やかな着物を纏い、濃いアイラインと、吐血したような真っ赤な唇で、長い黒髪を振り乱して絶叫する。歌唱力はもちろん、「語り( MCではなく )」にも味がある。 巻き舌がうまい。笑い上戸。性格はお茶目でかわいらしい。ちょっと天然が入っている模様。 G.犬神 情次2号 1973年7月20日生まれ。AB型。埼玉県越谷市出身。 初期の「犬神サーカス団!」にはギタリストが二人おり( 情次壱号、弐号 )、そのため「2号」。わりと正統派ギタリスト。華やかで艶のある、時にはノイジーな音を奏でる。フレーズに充分酔える。アコギもうまい。「王子」。最近の愛称は「ジョニー」。 [mixi]の日記で、ライヴ感想などが読める。ライヴ後はオフィシャルのブログも迅速に更新。 B.犬神 ジン 1973年1月18日生まれ。AB型。埼玉県川口市出身。 アタックの柔らかい暖かみのあるベースでバランスを保つ。「濡れた子犬」だった愛称が最近は「子犬ちゃん」、「ジンジン」。ちょっと引きこもりがちで、オフィシャルサイトの管理を一人で行っているらしい。 [mixi]の日記に、ライヴ遠征時などのレポートを逐一上げている。 「メルシー・マジック・オーケストラ」のサポートベーシストとしても活動している。 Dr.犬神 明 1965年12月27日生まれ。B型。千葉県松戸市出身。 19歳の頃、東京ロッカーズの中心的バンド「LIZARD」に在籍していた。 ドラム歴28年。ドラム講師歴20年のキャリアを持つ。現在は、水戸two fiveと水戸SONICでドラム教室を開講中。 ほぼ全曲( 一部、作詞・凶子、作曲・情次2号等あり )の作詞作曲を担当。短調の旋律に乗せた生々しく痛々しい歌詞の中に、「生」や「愛」への激しい渇望が垣間見える。ライヴでは華麗( というより力強い )なドラミングを披露。内に秘めた情熱を爆発させる。最近の愛称は「アッキー」。最年長でリーダー。 今世紀最後のムーディスト・最鋭輝と「T-GS」を結成。対バンライヴ時にGSソングを披露する。 植田信率いる「uedand」でサポートドラマーとしても活動している。
僕の頭のセットリスト
正しいセットリスト ( ジン兄ウェブサイトより引用させていただきました。今回は絶対に正しいのがないと思ったらしく( 多分「組曲」のことでしょう )、前日から用意して、ライヴ後サイト上に公開した…とのことです。解説もされています。マメな方です。 ) すべてが昨日と変わらない 最後のアイドル 黄泉の国 この世の終わり 怪談!首つりの森 - 組曲『夜が終わっちまう前に…』- ・夜が終わっちまう前に… ・裏路地哀歌 ・黒髪〜けもの道〜瓶詰めの胎児〜黒髪 ・苦界浄土 ・基準停止線の網目 ・血みどろ菩薩 ・語り〜カナリヤ〜夜が終わっちまう前に… ギターソロ〜花の首飾り〜手品ソロ ロックンロール・ウィドウ 洗脳 (一通の手紙コーナー) くだらない話 (石橋凌のものまね) 命みぢかし恋せよ人類! 犬神天国〜赤い蛇 白痴 爆走All Night Long!! 恍惚の海 - あんたは豚だ 赤痣の娼婦 ロックンロール・ファイヤー 命みぢかし恋せよ人類! / 犬神サーカス団 最後のアイドル / 犬神サーカス団
<収録曲>
1. 最後のアイドル 2. どろどろ ※〈DVD付〉2003年6月22日のライヴ映像(全18曲) DVD三部作 黄泉の国 / 犬神サーカス団 洗脳 / 犬神サーカス団 鎮魂歌〜レクイエム〜 / 犬神サーカス団 |
5月中旬に初めて「鎮魂歌〜レクイエム〜」のPVを観て以来、半年の間に僕の中でバンドイメージが四転した。最初のイメージ通りのまま初ライヴというパターンが多い中、これだけイメージが変わったバンドは珍しい。 ここにいるのが不思議なような、でも前から決まっていたような感覚。長かったようで短く、短かったようで長い半年。
FABに着いたのは、ほぼ開場時間。入り口には50人くらい。んん?少ない…。
ステージにはあの赤い幟が何本も立ち、天井からは凶子さんの顔イラストと「犬神サーカス団」のロゴが入ったバックドロップが垂れ下がっている。
ああ、犬神の生音。ハコの構造と音響の関係もあって、クリアで胸に響く重い、いい音だ。こんな音は初めて聴いた。響くっていうか、心臓に直接伝わるっていうか、内臓に減り込むっていうか、説明するの難しいな。
「この世の終わり」で鳥肌が立つ。特にこの曲は最近よく聴いていたので。( 後日追記-4 )明さんが一人で作る曲も大好きだが、「作詞・凶子さん+作曲・明さん」という組み合わせの曲( 他に「血の贖い」「黒い血」「屈辱の悲哀歌」など )にも好きな曲が多い。( 後日追記-4・終 )このまま行ったら死ぬんじゃないかと思ったくらい。「感動」とか「涙が出そう」とかそんなもんじゃない、ステージに引き込まれそうなすごい威力。タガが外れないように辛うじて自分の身体をその場に押しとどめる( 本当は押しとどめる意味なんかない。一生に一回しか巡ってこない、こういう瞬間に理性を働かせることなんてないはずなんだ。この一瞬を心のどこかで期待してここに来たんだろ…と振り返って自分につっこんでおく )。
さすがの爆音で、中盤には鼓膜が破れそうな感覚に襲われる。だんだん音が聴き取りづらくなる。さらに曲が好みとずれてゆくので、後半はちょっと聴いているのがしんどかった。
一息ついて、凶子さんは着物の袖から封筒を取り出す。「お手紙が来てるの。闇の果て市にお住まいの犬神ジンくんから。」BGMは日テレ「オシャレカンケイ」の16小節のラブソングで使われてるあれ。フロアから笑いがもれる。
約24、5曲も演ってるのに、ライヴ時間は約2時間。とても短く感じた。振り返ると、MCがほとんどないんだよな。「語り」はあってもそれは曲の一部だから。組曲を除き爆走って感じかな。しかも、アンコールにたったの1、2分で出てくるパターンは初めて見た。
( 後日追記-6 )ライヴが終わってアンケートを書いていたら、楽しげな会話が聞こえた。 2003.11.25
2003.12.06 |
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